今しがた、女子柔道78㌔級の金メダリスト、濱田尚里選手とすれ違った。
近所をプラプラと散歩していたところ、買い物帰りなのか自転車に乗った
濱田選手が地味~な服を着て近づいてきたのだ。
周りの人間は誰も気づきやしない。
「あれっ? もしかして濱田選手では……」
いつものように図々しく声をかけようと思ったが、
プライベートな時間を邪魔してはわるいので、今回は遠慮した。
←女子柔道78㌔級の濱田尚里選手。
濱田選手はわが家からほど近い自衛隊体育学校の宿舎にいる自衛官。
1年ほど前、体育学校見学の機会があって、運よく会って握手することができた。
その時撮った写真がこれで、ウサちゃんのお耳は、ボクがいたずらして
細工したもの。濱田選手がいつもこんなカッコウをしているわけではない(笑)。
うちの近所には朝霞自衛隊基地があり、その隣に県営の「和光樹林公園」があり、
そのまた隣に新型コロナウィルスですっかり有名になってしまった
国立保健医療科学院と税務大学校の宿舎がある。
もともとこの一帯は「キャンプ・ドレイク」という旧米軍基地の跡地で、
旧川越街道沿いの朝霞栄町地区は、米軍相手の飲食店などが軒を連ねる
「日本の上海」と呼ばれた歓楽街だった。その米軍跡地が自衛隊基地や
公園、国立の各種施設に変わっているのである。
和光市は来る東京オリンピック、パラリンピックの会場の一つだ。
どんな競技かというと、あまりなじみのない射撃競技。
いま市内の至るところで道路の拡張工事などが行われているが、
外国からのお客さんを迎えるのに、恥ずかしくないようにとのお達しからだ。
そういえば、毎朝散歩する「樹林公園」のトイレもいま、リメイク中である。
なんとなれば和式便所を洋式便所に換えるためだという。これも海外からの
お客さんを意識しての工事だ。
ボクは膝が悪いので、和式便所は苦手である。
洋式だと踏んばれないから便所は和式に限る、とする〝和式便所愛好家〟も
いるが、ボクの場合はしゃがみこんだら立ち上がれなくなり、それこそ
〝雪隠詰め〟になってしまう。ただでさえ女房から、
「お父さんは一日の半分はトイレで過ごしているよね」
とバカにされている身の上、これ以上の雪隠詰めは困るのである。
さて子供の頃はいわゆる〝ボットン便所〟で、和式の汲み取り式が一般的だった。
トイレットペーパーなんて気の利いたものはなく、他家は知らずわが家は新聞紙の
切ったものを使っていた。
このトイレ用の大きさに新聞紙を切るのが当時のボクの役目で、
いまから思えば、あんなゴワゴワした硬い紙で、よくケツが拭けたなァ、
と感心してしまう。笑っちゃうのは、印刷したばかりのシンブンガミを使うと、
おケツが真っ黒けになってしまうことだ。
それこそ〝ウンのつき〟というやつだろう。
金メダリスト濱田選手の話がウン悪く〝ボットン便所〟の話になってしまったが、
却って〝幸ウン〟が巡ってくるかもしれないので、濱田選手には頑張ってほしい。
ボクもせいぜい雪隠にてウンウン励むことにする。
←文字どおりの雪隠詰め
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