2017年7月24日月曜日

年寄りと釘の頭は引っ込むがよし?

いきなり弁解させてもらうが、昨日の夏祭りのステージはサイテーの出来だった。
夏バテなのか、数日前から体調がすぐれず、トイレに駆け込んでは激しい
下痢を繰り返していた。今にして思えば、おそらく休肝日なしの暴飲暴食で
胃腸が悲鳴を上げていたのかと思う。

尾籠な話でまことに恐縮なのだが、本番当日も下痢は衰えるところを知らず、
数時間ごとにトイレに駆け込んでいた。おかげで腹も引っ込み、男っぷりは
以前に増して上がったのだが、いかんせん力が出ない。現に40℃を越す舞台
の上では立っているのがやっとだった。

「ダメだわ、頭がクラクラする。演奏中にぶっ倒れるかもしれない」
バンド仲間に正直に告げたら、
「椅子に座って歌ったら?」
と心配してくれたが、孫も見に来てくれているし、イタリア娘のSabrinaも
わざわざ駆けつけてくれている。居候のLucasだって見ているのだ、
ホストファーザーの醜態など見せられるものか。

てなわけで、知らん顔して歌い始めたものだが、
熱中症の一歩手前だったのか、耳がいかれてしまっていて、
仲間のピアノやギター音がぼんやりとしか聴き取れない。
おかげで前奏の途中で歌い始めたり、間奏をすっ飛ばして
歌ってしまったりと、散々であった。

そして肝心の『ずっと好きだった』で大コケしてしまった。
嗚呼、あんなに練習し、イメージトレーニングまでしておいたのに……

演奏終了後、仲間たちはやさしく慰めてくれたが、
ボクの気持ちは今も沈んだままだ。
そろそろ潮時かな……
つい弱気の虫が顔をもたげてくる。

今夜は友人の出版記念祝賀会へ出席するため銀座のビストロへ。
肉料理の旨い店だが、はたして食えるかどうか。
と言いながら、会費分以上の元は取ろうと、体調も考えず、
必死こいて飲み食いするのだから、この貧乏性と品性のなさは
生まれつきか。
バカは死ななきゃ……といつものセリフでまずはお開き。




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