2016年10月23日日曜日

ゴキブリ亭主のゴキブリ体操

朝、起きぬけにベッドの上で体操をする。
「ゴキブリ体操」というもので、断末魔のゴキちゃんが、ひっくり返って腹を上に向け、
脚を震わせるというあの〝体操〟である。

テレビか何かで、あの体操が体に良いというので、健康志向の強い女房がまず始めた。
床なりベッドなりに仰向けにひっくり返り、手足をバタバタさせる。
心臓より手足を高く上げ、小刻みに振るので、まるでゴキブリの断末魔の姿に似ている
ため、だれが名づけたのか「ゴキブリ体操」。よくぞ言ったものである。

これを一回30秒~1分ほどやるだけでいい。
毎日続けると血流がよくなり、そのおかげで代謝が上がり、肥満の解消にもつながる
という。血圧が下がり、中性脂肪値が下がり、パンパンに張った足のむくみがなくなり、
腰痛の改善にもつながるらしい。なんだかウソのような話だが、ボクはもうずいぶん
長い間、ベッドの上で続けている。ゴキブリ亭主の面目躍如といったところか。

それと、最近凝っているのが、ぶら下がり健康法。
もともと腰痛持ちなもので、油断をするとすぐおかしくなってしまう。
腹筋に背筋、体幹のトレーニングは欠かさないが、それでも原稿書きの仕事が入り、
日夜パソコンの前に張りつくような日々が続くと、やはり腰が痛くなってくる。

そんな時は、すぐさま近くの公園のジャングルジムへ行き、鉄の棒につかまるのである。
実はぶら下がるだけでも大変なのだが、ボクの場合は、ぶら下がったまま時計の振り子
のように身体を左右に振る。これがきつい。およそ20回も振ると手がしびれてくる。
でも背骨がググッと伸びた感じがして、実に気持ちがいいのだ。

子供たちや若い奥さんたちがいるところでこれをやると、
「なんか、あのおじさん危ない人かも……」と、不審者扱いされかねないので、
できるだけ早朝か深夜にやる。おじさんも、これで何かと気を遣っている。

そんなことを毎日励行しながら、この1カ月、家に缶詰めになってPCとにらめっこを
していた。書き上げた原稿は約800枚(1枚400字)。製本すると450ページくらいの
厚さになる。物書きなんて因果な商売、と思いつつも、けっこう楽しみながらやっている。
他のことは何もできないし、やりたくもない。自分にはこの商売が合っているのだろう。

いっぺん過労死で死んでみたいものだが、
そんな売れっ子ではないので、マイペースでぼちぼちやっている。
これからもずっとこんな調子でやっていけたら、と思う。

さあ、これから(15:30~)いつものキャッチボールだ。
キャッチの後は公園のベンチで小宴会。
この毎週の恒例行事も、もうかれこれ10年続いている。



2 件のコメント:

  1. 嶋中労さま

    こんばんは!

    実は、田舎者もこのゴキブリ体操を行っています。
    きっかけは動画の「リンパを流すデトックスストレッチ」です。
    この動画の終わりが重力を利用した手足を上げたブラブラ体操だったのです。

    この体操後は血液が流れ手足がじんわりと温かく感じられるので冷え性の改善に
    なるのではないかと続けているのです。

    スポーツの秋、恋の秋、お酒の秋を、お楽しみください。

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  2. 田舎者様
    そうですか、田舎者さんもゴキブリでしたか(ナットク!)。

    今度会ったときは、ハグもいいけど、二人して野原に寝っ転ばって、ゴキブリ体操をしましょう。

    助平なゴキブリ亭主同士のパフォーマンスとしては、最もふさわしいように思われます。

    酒だってうまくなるだろうし……

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