昨日……孫が生まれた。ボクにとっては初孫である。
可愛い突起物が付いているらしいから、たぶん♂なのだろう。
漱石の『猫』ではないが、名前はまだない。
候補がいっぱいあって、絞り切れていないのだ。
「赤ちゃん」とはよく言ったものだ。
ベッドでスヤスヤ眠っている、へその緒を切ったばかりの赤ん坊は、
血管が浮き出て見えるためか、ほんとうに赤い色をしている。
桐箱に入っているへその緒も、〝新鮮な切りたて〟は直径1センチほどで、
白くて太くて長い(←娘のそれは並み以上で、長さが80㎝もあった。臍帯血は難病治療に役立つというから、
少しは世の中のためになるかも)。これが乾燥すると干上がったミミズみたいになる。
孫が生まれた瞬間、自動的にというか半強制的に〝おじいちゃん〟
とか〝ジージ〟と呼ばれる身分になったわけだが、まるで実感がない。
埼玉の和光市から大田区の産院までは電車で約1時間15分。
車中、ボクは母子ともに健やかでいてくれ、と心の中でひたすら祈っていた。
ジジババの考えることは、そのことばかりで、他に何の望みもない。
ただただぶじの出産だけを祈っている。
出産したばかりの娘はいたって元気だった。
なんだか全体にふっくらしていて、俄然母親っぽくなってきている。
この娘が、つい最近までボクの膝の上にちょこなんと座っていた
あの無邪気な娘かと思うと、無常迅速の感もひとしお、といったところ。
20数年の歳月など、あっという間に過ぎ去ってしまう。
婿側のジジババにとっても初孫で、たぶん思いは同じだろう。
まだ猿みたいな顔をしているから、「カッワイイ!」というレベルには
達していないが、そのうち猫ッ可愛がりするだろうことは目に見えてる。
ボクはまだ若々しく、その気になれば渡辺謙みたいに若いネエちゃんと
〝火遊び〟をして、孫ならぬ実子を作れぬこともないのだが、
お相手をしてくれそうな奇特な🚺が、いっかな現れないのだからしかたがない。
だから、当面は〝孫〟でガマンするつもりだ。
ボクの血を引いた孫だから、長ずれば女どもを泣かせる〝色男〟に
なるに決まっているが、「……金と力はなかりけり」では困るので、
人並みか〝ほどほど〟を願うばかりだ。
婿は屈強な元アメフト選手、婿の兄もアメフト部出身で、
今は関西学院大アメフト部のコーチだ。婿の父親もアメフト選手だったから、
たぶんこの子もアメフトをやらされるだろう。
🚹はたくましいのが一番。
日陰のもやしみたいな腑抜け男では日本国を背負っては立てない。
あっちは柔道かアメフト、こっちは水泳か野球。どっちの側からも
激しく揉まれるだろうから、きっとたくましい日本男児が育つだろう。
ほんのついででかまいませんが、次回作はイヴァンカ・トランプみたいな
〝ジージ〟好みの色っぽい女の子をお願いします。
←漱石の最高傑作はこれ!
嶋中労さま
返信削除こんにちは。そして初孫誕生おめでとうございます。
お祝いの宴会をしなくちゃいけませんね。
シャンパン シャンパン シャンパンとではなくて
日本人ですから、日本酒にてのお祝いです。
お祝いの酒は格別な味がするんでしょうね。
おめでとうございます。
田舎者様
返信削除ありがとうございます。
周りが「おめでとう」と言ってくれるものですから、なにやらめでたい気分に。
新しい命が誕生するというのは、それだけでもすばらしいことだし尊いことだと思います。
せっかく神様から授かった命ですからね、何かしら世間様のお役に立てるよう活かしてほしい。
ボクは心底そう思いますね。
産院を退院したらしばらくわが家でめんどうを見ます。
楽しみですが、少し不安でもあります。
なんてったって自分の子じゃないですからね、
大事に扱わないと大変なことになる。
ボクは緊張するといつもヘマばかりやるものだから、抱っこはひかえ、
しばらくは遠目に眺めるだけにします。
嶋中労様
返信削除ご無沙汰しております。
お孫さんの誕生、おめでとうございます。
職場で先ほど田舎者様にお会いし、
お二方とも暫くブログUpされてませんねと話しましたら、今日は二人共Upしていると伺いました。来てみましたら、この朗報です。
田舎者様のブログを読んでからのこの朗報に、
私は「自分はまだ更年期ではない!」と思っておりますが、尊い命の誕生に思わず涙してしまいました。
労様のジージ話、またこちらで読ませてください。
えみちゃん様
返信削除お久しぶり。
えみちゃんの艶っぽい声を聴かないと、どうもお通じが悪くてね……(笑)。
さて、何の因果か、とうとう〝ジージ〟なる人畜無害の好々爺にされてしまいました。
まだ実感がわかないので、何とも言えませんが、よきジージになろうと思っています。
ジージの話ではありませんが、近くFM放送の「J=wave」で2時間ほど話をする予定です。
おヒマでしたら聴いてくださいませ。日時は追ってご案内します。