近所の酒屋からの帰り道、友人の奥さんとばったり。
「あらっ、いいものぶら下げているじゃありませんか。お花見ですか?」
こっちはニヤリと笑って、酒瓶を目の前にヌーッと突き出し、
「この紋所(銘柄)が目に入らぬかァ! 頭が高い。控えおろう!」
芝居がかって大音声。
「ん? このお酒って、そんなに手に入りにくいお酒なの?」
「そうだな、ふつう十月十日は待たないと手に入らないな」
「…………?」
しばし沈黙がつづく。こっちは今にも吹き出しそう。
「十月十日? えっ、もしかして……お孫さん、生れたんですか?」
「にぶいんだよ、あんたは!」
二人して大笑い。
奥さんからは改めて丁寧な祝意が表された。ありがとね。
ボクがぶら下げていたのは山形の酒「初孫」。
いつもは「秋鹿」とか「隆」といった純米無濾過の生原酒ばかり
飲んでいて、「初孫」や「ひこ孫」とは無縁でしたが、
毎日、孫の百面相を眺めていたら、「初孫」でも飲んで、
孫の誕生を祝ってやろう、という殊勝な気持ちになった次第。
実際は、単に酒を飲みたいだけなのだが、祝い事にかこつければ、
女房や娘の目を気にせず、堂々と飲める。
酒飲みは狡賢いのであります。
誕生から11日目。
孫は日に日に〝いい男〟になってゆきます。
生れたてはクシャクシャの猿みたいで、今ひとつ感情移入できなかったのですが、
ジージに似た端正な顔立ちになるにつれ、可愛さがいや増しています。
まァ、何と申しましょうか、やっぱり孫は可愛いですな。←バカ
というわけで、近頃は時事巷談的な話題は脇に追いやられ、
もっぱら〝初孫〟一色のブログになっておりますが、
もうしばらくご辛抱のほど、平に……。
さて北朝鮮は相変わらず予測不能なキナ臭い動きを見せております。
米原子力空母「カール・ビンソン」も急遽朝鮮半島へと向かっています。
まだ一触即発という事態には至っておりませんが、米軍基地を置く
日本にあっては、不肖わたくしも初孫誕生に浮かれてばかりもいられない、
といったところでしょうか。「夜郎自大」が習い性になってしまっている
あの国にも、実際困ったものです。
今日は小学校の入学式。
可愛い、ピッカピカの一年生たちが着飾った両親に手を引かれ、
嬉しさと不安がない交ぜになったような顔でゾロゾロと行き交っています。
桜もちょうど満開。
四月は〝新人たち〟がいっせいに輝く門出の月です。
わが家の初孫もその新人の一人。
「俗塵にまみれたこの世にようこそ!」といったところでしょうか。
頑張れよ、新人君。
←わが団地の入口付近。
向こうに見えるのは
「HONDA」国内本社の庭。
みごとな桜並木が見える。
嶋中労さま
返信削除おはようございます。
初孫とジージの話題は平和でいいですね。親と子には無い温かさがブログからも
伝わってまいります。子孫繫栄。バンザーイ 万歳 🙌。
戦後70年が過ぎて世界的な節目の時を迎えているように感じています。人類滅亡の
道へと歩んでいるのでしょうかね。
初孫や 花を咲かせて 家族の和
田舎者様
返信削除北朝鮮の動きはまったく予想がつきませんが、人類が滅びの淵に立っているとは思えませんね。ただ、いかんせん、あの国は何をするかわかりませんし、窮鼠猫を噛むということだってあり得る。となると、日本がミサイル攻撃の標的にされることだってあり得るわけです。
ならば、俺たちはどんな備えをするべきなのか。
そんなことは皆目わかりません。いまさら防空頭巾もないでしょうからね。
ただ何が起きてもおかしくない、というリアルな現実だけは押さえておいてほしい。
民進党や共産党みたいに〝夢〟みたいなことばかり言って、地に足をつけていない、
というのが一番危ないわけです。
この期に及んでなお、朝日新聞以下「反日系新聞」は自民党政権の批判ばかりに血道を
挙げています。世界情勢ってやつがまるで見えてない。危機意識がゼロです。
こんな〝税金ドロボー〟みたいな連中を、無批判に飼っているのですから、
日本という国は、いかにおめでたい国であるか……
ボクは時々、日本という国と日本人に心底嫌気がさすことがあります。
「もっと歴史から学べよ」
そんなふうに思うことがあります。
リベラル思想は今、歴史的な曲がり角に来ています。
その偽善性と欺瞞性が白日の下にさらされてしまったからです。
もう一回、振り出しに戻った感じでしょうか。
人類滅亡どころか、人類繁栄のための一里塚と見るのが正しいのではないでしょうか。