同じ団地内の別の棟に高校時代の恩師(現国担当のM先生)がいる。
時々顔を合わせるのだが、先だって一緒に散歩をしていると、
「嶋中君は国際政治に詳しいから、いま評判の『反日種族主義』はもう読んだろ?」
とボソリと訊かれた。
「いや読んでません。〝嫌韓〟とか〝呆韓〟関連の本はウンザリするほど読んで
いるので、今さらという感じがして……」
「ボクはもう読み終わったから、もしよかったら無期限で貸してあげるよ」
せっかくの思し召しなので、ありがたくお受けした。
で、いまカミさんと交代で読んでいるのだが、想像した以上に面白い。
自慢ではないが、ボクは韓国に関する本は相当数読みこんでいる。
もちろん韓国が好きで読んでいるわけではない。ウソつきで約束を守らない
韓国という国がきらいだから「コンチクショー!」と思いながら読んでいる。
ずっと昔はこんなふうではなかった。韓国が好きで、キムチが大好きで、
何度も韓国を旅行した。取材で全羅南道をめぐり、十数ページの記事に
したこともある。また、日韓辞典の制作をちょっとだけお手伝いし、
協力者として奥付に実名が載ったこともある(写真参照)。
←ボクの名(実名)が記載されている日韓辞典
でも、今はすっかり様変わり。
韓国の反日教育の実態や、歴代大統領の反日政策を目の当たりにするうちに、
「好韓」から「嫌韓」へと180度転換し、今じゃムン大統領の顔を見ただけで
虫酸が走るくらい韓国嫌いになってしまった。何より平気でウソをつき、
歴史を勝手にねじ曲げてしまうところが許せない。これはまさに犯罪である。
『反日種族主義』のプロローグにもこんなことが書かれている。
《この国の歴史学や社会学は嘘の温床です。この国の大学は嘘の製造工場です。
そう言っても大きな間違いではないと確信しています。たいてい1960年代から
始まったので、そのような歳月がすでに60年も流れています。そのため、
2000年代に入ると、すべての国民、すべての政治が平然と嘘をつくように
なったのです……》
韓国人の中にも〝まっとうな人間〟がいるんだな、とボクはちょっぴり見直した。
でも正直、なぜもっと早く声を挙げてくれないんだよ、と不満なのも確か。
国じゅうが反日ムードの中で、「いや、それは違う!」とNON!を言い出すのは
勇気が要ることだろう。でもねェ、60年間も目をつむり押し黙っているというのは
ちょっと情けなくはないですか? 学者なら少なくとも真実を追究する義務がある
でしょ。たとえ総スカンを喰らっても、真実を語る勇気を持たなかったら、永久に
嘘が歴史に刻まれてしまうのですぞ。
それでも、あえて言います。「よくぞ書いてくれました」と。
遅ればせではありましたが、その勇気を諒とします。
もっとも元慰安婦のバアサンは、この本の著者に向かって
「あの教授は狂人!」
と口汚く罵っているらしい。
あまたの嘘がバレてしまい、バアサンも内心穏やかではないのだろう。
なにが慰安婦の少女像だ、バカバカしい。
あの像は2002年に在韓米軍の装甲車に轢かれて死んだ女子中学生(2人)の
像で、米軍に抗議するのははばかれるからと、しばらく倉庫に眠っていた。
そのうち慰安婦問題が脚光を浴びだしたので、せっかくだからと慰安婦像として
流用させてもらった、というのが真実ではないか。
インチキにもほどがあるのだよ。
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