2016年8月2日火曜日

主夫でもあり歌手でもあり?

スーパーで買い物をしていたら、おじさんがつかつかと寄ってきて、
「歌手ですか?」
といきなり訊かれた。
(んなわけねーだろ)
と思いつつもニッコリ会釈。


昨日は、やはりスーパーの中で、
知らないおばさん二人に呼び止められ、
「すばらしい歌声で、私、ずっと聞き惚れてました」
サインをしてくれ、と言わんばかりに、
憧れのまなざしで当方を見つめてくる。
その迫りようが、あまりに艶めかしいので、
思わず失禁しそうになってしまった。


おばさんやおばあさんに絶大なる人気がある、
とは日頃公言してはばからない身だが、
カラダを押しつけるように迫って来るおばちゃんたちは、少し怖い。


これが若いきれいなネエちゃんだったら、
こっちから進んでハグしてやるのだが、
おばさんやおばあちゃん相手だと、
善根を積むみたいなふしぎな感覚に襲われ、実にあんべえが悪い。


それでもこれだけの人たちを感動させたのだから、
「蛮爺's」もまんざら捨てたもんじゃない。
今年は「音姫」ことS嬢?とギター巧者のO氏も助っ人として加わってくれた。
厚みの増した歌と演奏は、少なくとも去年のそれよりはマシだった。


今夏のステージでは全部で9曲歌った。
「ひっこめ!」とか「もうやめろ!」とか、心無いブーイングのひとつも
飛んできそうな雰囲気ではあったが、なんとか乗り切れたのはめでたい。


それにしても焼きそばやヤキトリを食うのに忙しい客がいたり、
ジャリどもが目の前を駆けずり回ったりと、舞台環境は〝サイコー?〟だった。


あらかじめとっておいた録音を後で聴いたら、観客のざわめきと子供たちの喚声で、
何が何だかわからないようなステージだった。


そうはいっても、生きていれば来年も歌いたい。
なぜ続けるのか、自分でもよく分からない。
意地になっているところも確かにある。


歌や演奏がからっぺたでもいい。
舞台に立つとなれば、娘たちや婿もわざわざ応援しに来てくれる。
その夜は家族水入らずで賑やかな宴会だ。
そのうち、
「おじいちゃん、がんばれ!」
と孫の掛け声がかかるかもしれぬ。


生きているだけでいい。
生きているだけで、もうじゅうぶん幸せなのだから。

動画はステージで歌った『365日の紙飛行機』。
実はAKB48の隠れファンなのだ。








2 件のコメント:

  1. 嶋中労さま

    こんばんは!

    持っていかれましたね、ブルーのワンピースの彼女に。

    来年は焼き鳥とシャンパンを楽しみながら声援を贈る予定です。

    リクエストは、中島みゆきとちあきなおみです。

    お願いいたします。

    アニキから電話がありました。

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  2. 田舎者様
    持っていかれましたよ。彼女、主婦兼歌手で、生徒さんにゴスペルを教えている先生でもある。
    たしかに場慣れしてるもんな。ボクなんか小心者だから……やきとりはそのうちに。

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