2017年2月27日月曜日

吉永小百合、大っきらい!

国有地の払い下げで8億円も値引きされた、と国会などで問題視されている
大阪の学校法人「森友学園」。かなりユニークな運営方針を掲げているようで、
傘下のT幼稚園では園児たちに「教育勅語」を朗誦させているという。

《夫婦相和し、朋友相信じ、恭倹(きょうけん)己を持し、
博愛衆に及ぼし、学を修め業を習い、以って智能を啓発し……》
ボクもブログの中で「教育勅語」については過去に何度もふれてきた。
正直な感想を言うと、高い精神性を備えた第一級の道徳律である

一部の身体の不自由な人たち(背骨が左に曲がっている)は、教育勅語と聞いただけで、
ほぼ条件反射的に忌避し、戦前の軍国主義や皇国史観とむりやり結びつけようと
するが、そうした色眼鏡で見ず純粋な気持ちで対してみれば、この勅語が稀代の
名文であることが分かる。ケチをつけている連中は、そもそも天皇制打倒を叫んで
いたマルクスかぶれの連中であるから、天皇から下し賜ったという意の〝勅語〟と
いう言葉を見ただけでアレルギーを起こしてしまう。

朝日や毎日、東京といった新聞紙(しんぶんがみ)を愛読しているおめでたい読者も、
長年の〝反日的〟洗脳が効いているのか、「教育勅語」という言葉を見ただけで
目をそらしてしまう。で、そんな彼らに向かって、「全文を読まれましたか?」
と訊くと、ほとんどの人が読んでいない。「改憲論議」もそう。護憲派の人たちに
「憲法の全文を読んだことがありますか?」と訊けば、どいつもこいつも、みな
「否(ノン)」だ。あんなもの、たった103条しかないのだから、「前文」を含め、
ものの10分もあれば読み切れる。が、まともに読んだものは数えるほどしかいない
のである。

「報道ステーション」というタチの悪い反日的番組で、
ゲストの吉永小百合様は、「安保法制」に関して、こうのたまわった。
武器を持たないということが、積極的平和主義だと思います
安倍首相の唱える〝積極的平和主義〟を揶揄したのである。
古館キャスターは「そうですね」としたり顔で応じた。

都知事選に立候補した石田純一は、同じく「安保法制」論議に関して、
《今の世の中、今の憲法で何も悪くないのに、なぜ変えようとするのか》
などと発言している。

サユリ様や山田洋二監督が共産党シンパであることは広く知られているから、
こうしたおめでたい発言は別段驚くに当たらないが、社会的影響力がバカに
できない、という事実を鑑みれば、この種の〝空想的平和主義〟がへたをすると
戦争を引き起こすのですよ、とボクは強調しておきたい。過去の歴史を真摯に
学べば、「平和主義者が戦争を起こす」という反語じみた言い方が、
実はまぎれもない現実なのだ、ということがよくわかる。

武器を持たず、平和憲法を後生大事に守り、「平和」「平和」とお題目のように
唱えていれば平和が保てると、彼らは本気でそう思っているのだろうか。それほどの
神通力があるのなら、世界中の国が日本国憲法をマネしているはずではないか。
しかし現実はそうなっていない。憲法第9条が〝竹みつ〟で、現実離れした役立たず
だってことをみな知っているからだ。

主権国家でありながら交戦権まで否定している国がどこにあろう。
国際法で認められている権利をすべて否定しているのだから、
これほどおめでたい国はない。
じゃあ、どうやって国家・国民を守るつもりなの?

日本の領土である「竹島」は、日本がGHQによって武装解除され、武器も軍隊も
持たない丸裸の時に、火事場泥棒のようにして韓国に奪われた。1953年である。
日本の自衛隊は翌1954年7月に創設された。自衛隊がもっと早くできていたなら、
むざむざと強奪されることはなかった。サユリ様が崇め奉る日本国憲法は1947年に
施行されている。残念ながら、遠い竹島までは神通力が及ばなかったようである。
つまり平和憲法など〝抑止力〟どころか糞のつっかい棒にもならないのである。

サユリ様や石田純一がのんきに暮らしていけるのは、「平和憲法」がある
からではない。日米安保条約と自衛隊があるおかげだ。何があっても戦いは
避ける、たとえ愛する人が目の前で強姦されようが殺されようが手出しはしない、
というのは積極的平和主義でも何でもない。ただの惰弱な「敗北主義」である。

共産党は失礼にも「自衛隊なんて災害派遣だけしていればいいのだ」などと
公言している。まるで厄介者扱いである。かつては「税金ドロボー!」などと
憎まれ口をたたいていたのだから、これまた驚くには当たらないが、
こうした心ない発言からは軍人に対するリスペクトがまるで感じられない。
自衛隊は「青年海外協力隊」か?

日本人としての矜持を持たない人間は、どんなに偉そうなことを言っても、
ただの「クズ」である。「空想的平和主義」など、世界のどこへ行っても
通用しない。「おまえ正気か?」とバカにされるだけである。

ああ、吉永小百合様を神のように崇める〝サユリスト〟たちもまた、
みな夢見がちな目をした〝空想的平和主義者〟なのだろうか。
彼らに「リアリズムとは何か」を百万遍説いてもムダなのだろうか。

先の森友学園のT幼稚園では、運動会の選手宣誓で、安倍総理を褒めたたえ、
「安保法制、国会通過、よかったで~す!」
などと叫ばせているという。幼稚園児に安保法制云々はないでしょう、
とついドン引きしてしまいそうになるが、それでもサユリ様や石田純一よりは
数段マシである。彼らも、もういっぺんこの幼稚園に入り直し、
一から精神を鍛えなおしたほうがいいんじゃないの?




←ウーン、すばらしいガキどもだ。
サユリ様にも、この子たちの
爪の垢を煎じて飲ませてあげたい😅。



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