たった1つの「指導」で無残にも3位決定戦へ。
リオ五輪の柔道では、理不尽な審判の判定に日本人選手が泣かされている。
女房などは、
「審判の判定が人によってバラバラ。彼らの恣意的な判定に
一喜一憂させられるなんてバカにしてるわよ」
とおかんむり。金メダルを取ってもおかしくない実力派の日本人選手が、
おバカな彼らの判定で、ことごとく銅メダルにされてしまった、
と怒り心頭に発している。ボクもまったく同感である。
何の試合でも誤審はつきものだが、
経験不足の審判員にトンチンカンな判定を喰らった日には、それこそ選手が浮かばれない。
それならいっそ、試合場の四方八方にカメラを据え、今はやりの人工知能(AI)に判定を
任せたほうがよっぽどマシ、ということになりかねない。
組み手争いでほとんどの時間が取られ、ついには互いの袖口を絞り合って、
腰を引き、尻を突き出しながら前のめりに引っ張り合うだけのJUDOなんて、
ホンモノの「柔道」なんてもんじゃない。「指導」4つで失格というから、
みな相手選手に指導を取らせるような戦術で臨んでいる。だから、柔道そのものが、
舛添都知事の性格みたいに〝せこい〟〝みみっちい〟〝狡賢い〟ものに
成り下がってしまっている。
日本柔道の神髄は〝一本〟をめざす堂々たる〝美しい〟柔道である。
どんな手を使ってでも勝てばいい――つまり〝結果オーライ〟をよしとする
海外勢のポイントJUDOは本来の日本の柔道ではない。根底に「美感」をひそめない
柔道なんて、柔道とは名ばかりの、単なる格闘技に過ぎないのだ。
話変わって男子「400㍍自由形」でみごと1位を獲得したマック・ホートン(豪州)が、
2位の孫楊(中国)を《薬物使用のペテン師》と呼んだという。この発言に対して、
支那のネット上は〝反オーストラリア〟一色に染まっていると聞くが、支那人というのは
どこまでルール無視の自己中心的な民族なのかと、あきれてしまう。
通算して金メダル20個を獲得したマイケル・フェルプス(米国)は、
《ドーピング検査で陽性だった選手と同じプールで戦いたくない》
としたホートンの意見を支持、
《ドーピング検査で1度どころか2度も陽性を示した選手が、まだこの五輪で泳ぐ機会を
得ていることはほんとうに悲しいことだ》
と、暗にIOCを批判している。
孫楊は男子「200㍍自由形」でも金メダルを獲得、隣のコースを泳いでいた
7位の萩野公介は無邪気にもこの孫楊と健闘をたたえ合っていたが、
ボクとしては握手を求められても〝プイ〟と横を向き、知らぬ半兵衛を
決め込んでほしかった。萩野にホートンやフェルプスのような気概があったなら、
としみじみ思う。
←ホートンと孫楊の場外乱闘はいかに
※お知らせ
『嶋中労の忘憂日誌』は突然中断してしまいました。申し訳ありません。
新しいパソコンに買い替えた時、付属の「引っ越しナビ」で、引き継ぐつもり
だったのですが、うまくいかず、ご主人様である私めが自分のブログにログイン
できなくなってしまいました。自分の家に内側から鍵をかけられ、締め出しを
食ったかっこうです。まことにマヌケな話で機械オンチもここまで来ると世界遺産級
かな、と自負したくなるほどです。
家に入れないのなら、別に家を建てようということで、『嶋中労の浅酌低唱』という
あばら家を建てました。こちらもご贔屓に願います。
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